『みんなの学校』上映会& 木村泰子さん講演会


知り合いにお誘いを受けて
みんなの学校の上映会に行ってきました。

午後は、ここの初代校長の木村泰子さんの講演でした。

学校が変わる、

地域が変わる、

大人たちが変わる。



学校が変わった、地域が変わった、
それは大人たちが変わったから。

映画ではそこまで踏み込んで名言はしていませんが
初代校長の木村泰子さんの講演でハッキリ言ってました。

この映画では、障害やちょっと変わった子供たちが
学校の中で、区別/特別教室に隔離される事なく
みんなと同じクラスの中で成長していく様子が
描かれています。
(区別、特別教室、の様なものをしない。そうなった経緯にいては描かれていません。)

実際にこの様な学校を作るにあったって
この地域では、20年も動かなかった分校の新設についての問題や
そこに通わせることへの地域住民の問題もあった様です。

しかし木村泰子先生の経験をもとに
ここの校長に赴任してきて
自分の中の経験や確信めいたものをもとに
職員会議や話し合いをしながら、この学校の形になっていった様です。(講演での話)


みんなの学校


僕は、みんなの学校を見て泣きました。
それは、

学校から逃げ出す子どもや
カッとなったら暴力を振るってしまう子や
様々な子たちが

先生やクラスの子と関わりながら
成長していく様子
そして卒業していく時の彼らの言葉に感動と子どもの可能性を
学ばせていただいたからです。

ついつい、大人たちで障害があるからと言って
勝手に線を引き、その子にあったプログラム、
教育を用意しよう。

なんておこがましいことだったのか。

見守る大人たちの
どんな姿勢で見守り、手助け、サポートするべきかを
教えてくれました。

子どもたち自身で出来るんです。
わかるんです。
理解できるんです。
それにつまづいたり、意地張ったり、
おかしい時に、先生や大人が入ってあげる。
そんな風に見えました。

また先生たちも子どもたちの1つ1つの行動が
正しいか、正しくないかを丁寧に観察し
その判断を子どもたちにオープンにしている点。
また先生と子どもの約束を絶対におろそかにしない。
大人も約束した事を絶対守る。

『だから自分らも守るんやで。』

僕にはそう聞こえました。

自分がされて

嫌な事は絶対しない。


この学校にルールとして
大人も生徒も地域の人、サポーターもみんなコレ守ろうなって決めてるんだそうです。
もちろん構内にも貼ってあります。

このルールをみんな守ってる姿は映画でも見れたのではないかと思います。

また新しく入ってきた先生が
この感じになれない感じだったり
先生に、校長先生が指導する場面もあったり
本当に人として、まっすぐで誠実なお手本となる様に
指導、教育している様子もあって、
ここにいる先生のあり方は素敵だと思いました。

またその姿は子どもたちがよくわかっていて
そうゆう怒っても筋の通ってる先生のところには
頼りに来たり、話をしに来たりする。

本当に人として、何を伝え教えるかを
勉強できる映画でした。

講演

初代校長 木村泰子さん


木村泰子さんの講演でより一層贈られたメッセージは
すべて大人たちなんです。

差別や区別、私たち大人たちが勝手に決めて
勝手に線を引いて、勝手に分けて。

でも違うんです。
これは大人たちの都合です。
本当にその子にとって、なにがどれだけためになっているか
知っていますか?

同じクラスにいて
いつも話を聞かず走り回って
先生の話も聞いてない
そんな風に見えるだけで、彼らの中には
届いてるんです。
伝わっているんです。

信じて他の子達と一緒に生活する事で
起きてきたとてつもない化学反応の数々を
木村泰子さんは私たちにお話ししてくれました。

これは可能性なんです。
これまで可能性を止めてきてたのは
私たちなんだと教えてもらいました。

それがあってのこの青空小学校ができ
この映画があるんです。

木村泰子さんはそう話してくれました。
信じて温かく見守って
そこで挫けたり、つまづいたり、意地張ったり
そういった事が起きた時こそ、大人の出番かもしれません。

まずは子どもたち自身で向き合い、やらせてあげていいんだと。
改めて学ばせていただいた、貴重な時間でした。

今まで若者若者と言っていましたが

こう言った部分を視野に入れた活動に
少しシフトして、自分の活動を展開していきたいと思いました。